【高血圧】ヒト試験データ

2022年9月25日

【高血圧】ヒト試験データ

ヒト臨床試験(健常者
Journal of the American Society of Hypertension 8(8) (2014) 537–541

目的

BTGin OKBT(酵素人参)の動脈硬化、上腕血圧、中心動脈血圧を含んだ動脈の血圧の血流動態を、健康な成人の臨床試験で評価する。OKBTの単独経口投与による即効性を評価。

方法

材  料: BTGin OKBT (総サポニン 30% とRg3 10%含有のRg3を強化した高麗人参エキス ) 400mg。

二重盲検比較試験OKBT400mg投与者とプラせポの比較。

: 健常者23人。年齢18~70歳、体質量指数<30 kg/㎡、上腕動脈血圧(収縮期/拡張期の血圧140/90 ㎜ Hg未満)。

 (被験者の除外基準) The Joint National Committee VII 分類基準により次の該当者は除外した。高血圧の存在、第1型糖尿病、腎臓や肝臓疾患、血液異常、妊娠、授乳中、薬服用、3週間以内にハーブ健康食品を摂取、自己チェックで重大な病気、1日に2杯以上の飲酒。

検査項目:動脈指標(血管硬直度),収縮期の上腕血圧,収縮期の中心血圧,拡張期の中心血圧。

結果

結論

 既存の研究で高麗人参およびジンセノサイドRg3が血管内皮機能と心血管リスクの改善に関与しているという既存の臨床試験結果があります。本研究の動脈硬化軽減に関する結果と3項目の血圧軽減の結果によって,既存の結果をさらに裏付けられます。

 これは健康な人にRg3を強化したBTGin OKBTが心血管リスク改善のために,予防的な健康食品となる可能性を示している。

血圧への効果
動物試験(高血圧ラット)
Integrative Medicine Research 5(3) (2016) 223-229

結果

図2.  Rg3を豊富に含む紅参エキス(OKBT)の高血圧ラットの血圧変化への効果 

  紅参エキス(●)とRg3高含の紅参エキス(▲:OKBT)を3mg / kgで静脈内へ注射投与 。収縮期血圧 (SBP)と拡張期血圧(DBP)を3時間測定 。

 (A)OKBTの紅参エキス(▲)投与では収縮期血圧が大幅に減少したが,紅参エキス(●)では減少しなかった。

 (B)OKBTの紅参エキス(▲)投与では拡張期血圧が大幅に減少したが,紅参エキス(●)では減少しなかった。

結論

 OKBTが高血圧ラットにおいて有意な血圧降下の効果を示しました。Rg3を豊富に含む紅参エキス(OKBT)の摂取は高血圧と心血管疾患のリスクが高い人にも効果を有する可能性があります。

動脈硬化への効果
動物試験(高血圧ラット)
Journal of Ginseng Research 38(4) (2014) 244-250

結果

.5. Rg3強化紅参(REKRGOKBT)が大動脈の構造に及ぼす影響

(A)OKBT投与により,正常血圧ラットでも高血圧ラットでも,血清中での一酸化窒素(NO)とその代謝物の量が増加した。 

(B)血管壁の厚さの測定。高血圧ラットでOKBT投与によって有意にやや薄くなった。

(C)血管の断面積の測定。 高血圧ラットでOKBT投与によって有意にやや小さくなった。

(D)大動脈環の画像の比較。

結論

 Rg3を豊富に含む紅参エキス(OKBT)を高血圧ラットに投与することで,血中の一酸化窒素とその代謝物を増加させる。そのことで大動脈の内膜・中膜の厚さが調節され心血管が改善されます。そして,動脈硬化症を防く効果が出るものと思われます。

※REKRGはOKBTの紅参エキス, SHRは高血圧ラット,WKYはウイスター京都ラット(正常血圧)を示す

健常者の動脈硬化と血圧に及ぼす効果

◎ 1次動物試験論文 [JGR38.2014.244] 【PDF:1.2MB】
◎ 2次動物試験論文  Integr. med. res. 5 ( 2 0 1 6 ) 223_229 【PDF:738KB】
◎ 2次動物試験論文 (accepted) Rg3-enriched Korean Red Ginseng enhances blood pressure stability (1) 【PDF:318KB】
◎ OKBT 高血圧及び血管弛緩臨床試験【JASH 2014(8) 537-541】 ≪原文≫【PDF:221KB】
◎ OKBT 高血圧及び血管弛緩臨床試験【JASH 2014(8) 537-541】 ≪原文 日本語≫【PDF:1.21MB】

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