【ED】ヒト試験データ
ヒト臨床試験
Korean Journal of Urology 50(2): 159-164 (2009)
目的
BTGin OKBT(酵素人参)の勃起不全(ED)の改善効果と安全性を、ヒトの臨床試験で評価する。
方法
材 料: BTGin OKBT(総サポニン 30% とRg3 10%含有のRg3を強化した高麗人参エキス )。
二重盲検比較試験:OKBT800mg投与者とプラせポの比較。
軽・中症度勃起不全を経験している69人の患者にプラセボ(34人)と BTGin OKBT(35人)を無作為に割り当てた。以下の3評価において、初期値(投与前)と最終投与8週間後の最終観察値を比較した。
1次有効性評価(表1):勃起機能の評価。勃起機能の国際基準(IIEF)による評価項目。
2次有効性評価(表2):国際基準(IIEF)以外の評価項目。
安全性の評価:それぞれの病歴調査、活力の徴候、心電図を検査し、臨床実験室検査では血液学および血液凝固検査、血液化学検査、尿検査、HbA1C、総テストステロンおよび前立腺特異抗原(prostatespecificantigen ; PSA)検査を実施した。
結果
OKBT投与開始から8週間後、1次有効性(勃起機能:表1)およびすべての2次有効性領域(表2)は、プラセボ群と比較し、OKBT投与群において有意に改善された(p<0.05)。特に改善効果が高かったのは、性交満足度と性的欲求の項目であった(p<0.001)。
安全性に関しては、評価した全項目において問題は認められなかった。データ割愛
表1. 一次有効性評価 勃起機能
項目 | グループ | 初期値 | 最終観測値 | p-value |
---|---|---|---|---|
勃起不能 | OKBT プラセボ | 17.2±9.4 17.7±8.2 | 23.2±7.3 19.6±8.3 | 0.003 |
表2. 二次有効性評価 勃起機能を除く IIEF項目
項目 | グループ | 初期値 | 最終観測値 | p-value |
---|---|---|---|---|
性交満足度 | OKBT プラセボ | 6.5±3.6 7.2±3.7 | 9.7±2.9 8.6±3.2 | 0.009 |
絶頂感 | OKBT プラセボ | 6.1±3.6 6.7±3.0 | 7.7±2.5 7.1±3.0 | 0.021 |
性的欲求 | OKBT プラセボ | 4.9±1.8 5.6±1.9 | 6.9±1.6 5.8±1.8 | <0.001 |
全体の性生活満足度 | OKBT プラセボ | 5.2±2.4 5.5±1.9 | 6.9±2.3 6.1±2.1 | 0.024 |
試験数:OKBT 35人,プラセボ 34人 OKBT量:800mg
最終観察値:最終投与8週間後 p-value:共分散分析ANCOVA
結論
経口用勃起不全治療剤で副作用や拒否感を示す軽・中症度の患者に対して,勃起不全(ED)改善の代替療法の一つとして、 BTGin OKBTを用いることができる。
勃起不全(ED)の治療のための効果
◎ OKBT性機能改善臨床試験論文 ≪原文≫【PDF:124KB】
◎ OKBT性機能改善臨床試験論文 ≪原文 日本語≫【PDF:1.29MB】